事業への思い
STORY

いい商品が、売り方を知らないまま消えていく

農家の畑から、乾燥野菜の工場、OEMの見積、そしてベトナムの焙煎所まで。うまみ企画がやっていることの理由は、全部この一文に集まります。

はじまりは、畑で言われた一言でした

ORIGIN

大学では農業地理学と農業経営を学び、愛媛の過疎地域で、有機みかんの農業法人が地域に何をもたらしているかを卒業研究のテーマにしました。現場を回るのが好きで、京都・京田辺の農家にも足を運んでいました。

そこで祖父世代の農家に言われたのが「農業は全く儲からない仕事や」という一言でした。作物の質の話ではありません。作ったものが、正当な値段で、必要としている人に届いていないという話でした。

同じ時期に、愛媛の農業組合が規格外のみかんをジュースや化粧品に作り替えている現場を見ました。同じ果実が、届け方を変えただけで価値のあるものになっていた。問題は作る側ではなく、その後ろの流通と売り方にあると考えるようになったのは、この2つの現場を続けて見たからです。

それから今まで、やっていることは実はひとつです。いいものを作っている人が、その価値のまま届けられるようにすること。乾燥野菜のブランドも、OEMの比較サイトも、ベトナムの珈琲も、全部そこから伸びています。

やってきたことと、そこで分かったこと

HISTORY

支援の中身は、机の上で組み立てたものではありません。自分の会社で順番に踏んできた工程が、そのまま提供しているサービスになっています。

2020年
大学在学中に、Web制作の会社を立ち上げた

友人とNoCodeでのWeb制作会社を創業し、数ヶ月でクライアントが7社に。同時に、自分たちでECを作って売る技術が手元に残りました。

分かったこと 作る力より、売り場を自前で持てることのほうが強い。
2021年
規格外の京野菜を、乾燥品にして売り始めた

京都・京田辺の乾燥野菜の製造業者と組み、行き場のない野菜を乾燥品にするブランドを立ち上げました。当初は野菜チップスを考えていましたが、油と塩の加工が難しく、乾燥野菜に切り替えています。

分かったこと 商品が良くても、置き場所と説明がなければ一つも動かない。
2022年
株式会社Agritureを設立し、製造側に回った

法人化し、農家との提携を広げ、乾燥加工の受託も始めました。売る側から、作って卸す側の事情も背負う立場になりました。

分かったこと 発注する側が何を不安に思っているかは、受注する側に立って初めて分かる。
2023年
貝印グループに入り、Web制作会社は売却した

Agritureは貝印株式会社の第三者割当増資を受けて連結子会社になり、同じ時期に学生時代から続けたWeb制作会社を事業売却しました。ひとつを手放して、食品に絞った年です。

分かったこと 事業を広げるより、どれを捨てるかのほうが難しい。
2023-2025年
食品OEMの窓口をつくり、検索の入口を自分で持った

OEM先を探す担当者が比較できる場所がなかったので、自分たちで作りました。約490社を1社ずつ確認して掲載し、発注前の疑問を埋めるコラムを340本超。ノベルティ、薬膳など隣接する領域にもメディアを広げています。

分かったこと 検索の入口を自社で持っていると、営業しなくても相談が来る。
2026年
ホーチミンに移り、調達と海外展開を実地で始めた

生活の拠点をベトナムに移し、珈琲と農作物の調達、現地メディアの運営、スポーツ用具の工場開拓を並行して進めています。日本の外で商流をゼロから作る作業を、いま自分でやっている最中です。

分かっていること 現地に住んで話を聞かないと、資料に出てこない条件は見えない。

6年やって残った、4つの型

WHAT WORKS

支援先にお伝えしているのは、この4つです。どれも自分の会社で試して、効いたものだけを残しました。

01
検索の入口は、自分で持つ

広告は止めたら消えます。買う手前で読まれる記事と、比較できるページを自社に持つと、営業しなくても相談が届くようになります。

02
発注する側の不安から書く

設備の一覧ではなく、ロットは通るのか、近い実績はあるのか。相手が確かめたいことを先回りして書いたページのほうが、比較のときに残ります。

03
小さく試してから広げる

乾燥野菜も、ベトナムの珈琲も、最初は少量から始めました。100gのサンプルで確かめられることを、企画書で議論しても答えは出ません。

04
売り方まで持って、はじめて事業

作る力と売る力を別々の会社に預けると、間で価値が落ちます。製造も販路も自分の手の届く範囲に置くほうが、結果として速い。

この4つを、御社の商材でどう組み立てるかから一緒に考えます。
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FOUNDER

ここに書いたことは、代表自身が現場で踏んできた経験がもとになっています。案件は社内の担当と現地のパートナーで進めますが、方針と初回のご相談は代表が直接お受けします。

代表 小島 怜について →