食品メーカーのホームページを「集客できる」形に変える方法

「ホームページはあるが、そこから問い合わせや注文が来ない」。食品メーカーの方から、よくいただく相談です。数年前に制作会社に作ってもらったきり、更新も止まっている。あるにはあるが、集客の役に立っていない——。心当たりのある会社は少なくありません。
今は、消費者も、取引先の担当者も、気になった会社や商品をまず検索で調べます。そこで見つからなかったり、見つかっても魅力が伝わらなかったりすれば、それで終わりです。この記事では、食品メーカーがホームページを「ある」状態から「集客できる」状態に変えるために、何をすればいいのかを整理します。
特別なIT知識は要りません。順番に押さえれば、今の会社の体制でも進められます。
「ホームページがあるのに来ない」のはなぜか

問い合わせが来ないホームページには、共通した特徴があります。会社案内で止まっていることです。会社の沿革、代表挨拶、商品の一覧。それ自体は必要ですが、これだけでは検索から人は来ません。
理由はシンプルで、お客様は「会社名」ではなく「困りごと」や「ほしいもの」で検索するからです。自社の名前を知っている人しかたどり着けないサイトは、すでに知られている相手にしか届きません。新しいお客様に見つけてもらうには、その人たちが打ち込む言葉に応える中身が必要です。
| 会社案内で止まったサイト | 集客できるサイト | |
|---|---|---|
| 載っている中身 | 沿革・挨拶・商品一覧 | お客様の困りごとに応える情報 |
| たどり着ける人 | 会社名を知っている人だけ | 困りごとで検索した新しい人 |
| 役割 | 名刺代わり | 問い合わせを生む入口 |
Web集客は「探されている言葉」で作る
集客できるサイトの出発点は、お客様が実際に検索している言葉を知ることです。自分たちが言いたいことではなく、相手が探している言葉に合わせて中身を作る。ここがずれていると、どれだけ立派なサイトでも人は来ません。
たとえば「乾燥野菜」を売るなら、お客様は「乾燥野菜 使い方」「野菜 保存 長持ち」「時短 野菜 料理」といった言葉で調べています。会社目線の「高品質な乾燥野菜」ではなく、相手目線の「困りごと」に答えるページを作る。すると、その困りごとを抱えた人が検索から入ってきます。
| 会社目線の言葉 | お客様が実際に検索する言葉 | |
|---|---|---|
| 高品質な乾燥野菜 | 乾燥野菜 使い方 / 戻し方 | |
| こだわりの製法 | 野菜不足 手軽 / 時短 料理 | |
| 業務用に対応 | 飲食店 乾燥野菜 仕入れ |
この「相手の言葉」を軸にページを作ることが、検索対策(SEO)の入り口です。難しいテクニックより、まず相手が何を検索しているかを知ることのほうが、ずっと効きます。
その商品の価値、お客様に伝わっていますか?
「いい商品なのに売れない」——その原因の整理からお手伝いしています。食品の現場を知る私たちが、御社の売り方を一緒に見直します。まずは現状を聞かせてください。
オウンドメディアで、検索の入口を増やす
会社案内のページは、数が限られます。一方、お客様の困りごとは無数にあります。この差を埋めるのが、記事を積み重ねるオウンドメディア(自社メディア)です。
「乾燥野菜の戻し方」「時短でも野菜を摂る方法」「飲食店での乾燥野菜の使い方」——こうした記事を一本ずつ増やすたびに、検索から入ってくる入口が増えます。記事は一度作れば、その後もずっと検索で人を連れてきてくれる。広告のように、止めた瞬間に流入が消えることもありません。手はかかりますが、積み上がる資産になります。
記事の中身は、外注のライターより、作り手自身の言葉のほうが強いことが多いです。「この野菜は戻すと香りが立つ」「この使い方だと失敗しない」といった現場の知識は、他社には書けません。作り手が話したことを、読みやすく整えて記事にする。これがいちばん続けやすく、いちばん差がつくやり方です。
来た人を逃さない、受け皿を整える

検索から人が来るようになっても、その先の受け皿がなければ、成果にはつながりません。集客と同じくらい、来た人を行動に変える設計が大事です。
記事を読んで興味を持った人が、次にどこへ進めばいいか。商品ページへ、問い合わせフォームへ、資料請求へ——その導線が用意されているか。ここが抜けていると、せっかく来た人がそのまま去ってしまいます。記事の終わりに次の一歩を置く、フォームを分かりやすくする、といった小さな整えで、同じ流入でも成果が変わります。ページを一枚作るところまでは自社でできても、相手が検索する言葉を調べ、記事を積み重ね、受け皿まで一貫して整え続けるとなると、通常業務の合間では手が回りにくい部分です。うまみ企画では、こうした食品メーカーのWeb集客と受け皿づくりのお手伝いをしています。
その商品の価値、お客様に伝わっていますか?
「いい商品なのに売れない」——その原因の整理からお手伝いしています。食品の現場を知る私たちが、御社の売り方を一緒に見直します。まずは現状を聞かせてください。
まず、1ページを「相手の言葉」で作り直す
Web集客は、サイト全体を一度に作り直す必要はありません。それをやろうとすると、費用も時間もかかって止まります。
まずは主力商品の一つを選び、そのページを「お客様が検索する言葉」に合わせて作り直す。あるいは、よく聞かれる質問に答える記事を一本書いてみる。そこに問い合わせや商品への導線をつける。この一点から始めれば、今の体制のまま試せます。一つのページで手応えが出たら、次のページ、次の記事へ広げていく。積み重ねが、検索から人が来続けるサイトを作ります。
よくある質問
- 制作会社に作ってもらったサイトが、更新できません。
-
まず、自社で記事やページを追加・更新できる仕組みになっているかを確認してください。更新できない作りだと、集客の土台になりません。作り直しが必要な場合もありますが、まずは今のサイトに追加できる範囲で、相手の言葉に合わせたページを一枚足すところから始められます。
- 記事を書く時間も人もいません。
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毎日書く必要はありません。まずは、お客様からよく聞かれる質問への答えを、月に一本書くところからで十分です。中身は作り手が話せば、文章に整える部分は外部に任せることもできます。数より、相手の困りごとに的確に答える一本のほうが効きます。
- 広告を出せば早く集客できるのでは。
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広告は即効性がありますが、受け皿となるページや導線が整っていないと、費用が流れて終わります。まずは検索から見つかるページと受け皿を作り、そのうえで必要に応じて広告を足す順番が堅実です。土台があれば、広告の費用対効果も上がります。
- BtoBの取引がメインでも、Web集客は効きますか。
-
効きます。取引先の担当者も、新しい仕入れ先や原料をまず検索で探します。消費者向けと同じで、相手が検索する課題の言葉に答えるページを用意しておけば、これまで接点のなかった企業からの問い合わせにつながります。
ホームページを持っている時点で、集客の土台はすでにあります。あとは、それを会社案内から、お客様の言葉に応える入口へと変えていくだけ。主力商品の一ページを相手の言葉で作り直すところから始めましょう。
自社サイトが今どこでつまずいているのか、何から手をつけると効くのかを整理したい場合は、無料診断をご利用ください。代表が直接、現状と次の一手を一緒に確認します。
