食品メーカーのホームページを「集客できる」形に変える方法

食品メーカーのホームページを「集客できる」形に変える方法の要点を整理した図

「ホームページはあるが、そこから問い合わせや注文が来ない」。食品メーカーの方から、よくいただく相談です。数年前に制作会社に作ってもらったきり、更新も止まっている。あるにはあるが、集客の役に立っていない——。心当たりのある会社は少なくありません。

今は、消費者も、取引先の担当者も、気になった会社や商品をまず検索で調べます。そこで見つからなかったり、見つかっても魅力が伝わらなかったりすれば、それで終わりです。この記事では、食品メーカーがホームページを「ある」状態から「集客できる」状態に変えるために、何をすればいいのかを整理します。

特別なIT知識は要りません。順番に押さえれば、今の会社の体制でも進められます。

目次

「ホームページがあるのに来ない」のはなぜか

食品メーカーのホームページを「集客できる」形に変える方法で押さえる3つの視点

問い合わせが来ないホームページには、共通した特徴があります。会社案内で止まっていることです。会社の沿革、代表挨拶、商品の一覧。それ自体は必要ですが、これだけでは検索から人は来ません。

理由はシンプルで、お客様は「会社名」ではなく「困りごと」や「ほしいもの」で検索するからです。自社の名前を知っている人しかたどり着けないサイトは、すでに知られている相手にしか届きません。新しいお客様に見つけてもらうには、その人たちが打ち込む言葉に応える中身が必要です。

会社案内で止まったサイト集客できるサイト
載っている中身沿革・挨拶・商品一覧お客様の困りごとに応える情報
たどり着ける人会社名を知っている人だけ困りごとで検索した新しい人
役割名刺代わり問い合わせを生む入口

Web集客は「探されている言葉」で作る

集客できるサイトの出発点は、お客様が実際に検索している言葉を知ることです。自分たちが言いたいことではなく、相手が探している言葉に合わせて中身を作る。ここがずれていると、どれだけ立派なサイトでも人は来ません。

たとえば「乾燥野菜」を売るなら、お客様は「乾燥野菜 使い方」「野菜 保存 長持ち」「時短 野菜 料理」といった言葉で調べています。会社目線の「高品質な乾燥野菜」ではなく、相手目線の「困りごと」に答えるページを作る。すると、その困りごとを抱えた人が検索から入ってきます。

会社目線の言葉お客様が実際に検索する言葉
高品質な乾燥野菜乾燥野菜 使い方 / 戻し方
こだわりの製法野菜不足 手軽 / 時短 料理
業務用に対応飲食店 乾燥野菜 仕入れ

この「相手の言葉」を軸にページを作ることが、検索対策(SEO)の入り口です。難しいテクニックより、まず相手が何を検索しているかを知ることのほうが、ずっと効きます。

その商品の価値、お客様に伝わっていますか?

「いい商品なのに売れない」——その原因の整理からお手伝いしています。食品の現場を知る私たちが、御社の売り方を一緒に見直します。まずは現状を聞かせてください。

オウンドメディアで、検索の入口を増やす

会社案内のページは、数が限られます。一方、お客様の困りごとは無数にあります。この差を埋めるのが、記事を積み重ねるオウンドメディア(自社メディア)です。

「乾燥野菜の戻し方」「時短でも野菜を摂る方法」「飲食店での乾燥野菜の使い方」——こうした記事を一本ずつ増やすたびに、検索から入ってくる入口が増えます。記事は一度作れば、その後もずっと検索で人を連れてきてくれる。広告のように、止めた瞬間に流入が消えることもありません。手はかかりますが、積み上がる資産になります。

記事の中身は、外注のライターより、作り手自身の言葉のほうが強いことが多いです。「この野菜は戻すと香りが立つ」「この使い方だと失敗しない」といった現場の知識は、他社には書けません。作り手が話したことを、読みやすく整えて記事にする。これがいちばん続けやすく、いちばん差がつくやり方です。

来た人を逃さない、受け皿を整える

食品メーカーのホームページを「集客できる」形に変える方法を実務に落とす3つのステップ

検索から人が来るようになっても、その先の受け皿がなければ、成果にはつながりません。集客と同じくらい、来た人を行動に変える設計が大事です。

記事を読んで興味を持った人が、次にどこへ進めばいいか。商品ページへ、問い合わせフォームへ、資料請求へ——その導線が用意されているか。ここが抜けていると、せっかく来た人がそのまま去ってしまいます。記事の終わりに次の一歩を置く、フォームを分かりやすくする、といった小さな整えで、同じ流入でも成果が変わります。ページを一枚作るところまでは自社でできても、相手が検索する言葉を調べ、記事を積み重ね、受け皿まで一貫して整え続けるとなると、通常業務の合間では手が回りにくい部分です。うまみ企画では、こうした食品メーカーのWeb集客と受け皿づくりのお手伝いをしています。

その商品の価値、お客様に伝わっていますか?

「いい商品なのに売れない」——その原因の整理からお手伝いしています。食品の現場を知る私たちが、御社の売り方を一緒に見直します。まずは現状を聞かせてください。

まず、1ページを「相手の言葉」で作り直す

Web集客は、サイト全体を一度に作り直す必要はありません。それをやろうとすると、費用も時間もかかって止まります。

まずは主力商品の一つを選び、そのページを「お客様が検索する言葉」に合わせて作り直す。あるいは、よく聞かれる質問に答える記事を一本書いてみる。そこに問い合わせや商品への導線をつける。この一点から始めれば、今の体制のまま試せます。一つのページで手応えが出たら、次のページ、次の記事へ広げていく。積み重ねが、検索から人が来続けるサイトを作ります。

よくある質問

制作会社に作ってもらったサイトが、更新できません。

まず、自社で記事やページを追加・更新できる仕組みになっているかを確認してください。更新できない作りだと、集客の土台になりません。作り直しが必要な場合もありますが、まずは今のサイトに追加できる範囲で、相手の言葉に合わせたページを一枚足すところから始められます。

記事を書く時間も人もいません。

毎日書く必要はありません。まずは、お客様からよく聞かれる質問への答えを、月に一本書くところからで十分です。中身は作り手が話せば、文章に整える部分は外部に任せることもできます。数より、相手の困りごとに的確に答える一本のほうが効きます。

広告を出せば早く集客できるのでは。

広告は即効性がありますが、受け皿となるページや導線が整っていないと、費用が流れて終わります。まずは検索から見つかるページと受け皿を作り、そのうえで必要に応じて広告を足す順番が堅実です。土台があれば、広告の費用対効果も上がります。

BtoBの取引がメインでも、Web集客は効きますか。

効きます。取引先の担当者も、新しい仕入れ先や原料をまず検索で探します。消費者向けと同じで、相手が検索する課題の言葉に答えるページを用意しておけば、これまで接点のなかった企業からの問い合わせにつながります。

ホームページを持っている時点で、集客の土台はすでにあります。あとは、それを会社案内から、お客様の言葉に応える入口へと変えていくだけ。主力商品の一ページを相手の言葉で作り直すところから始めましょう。

自社サイトが今どこでつまずいているのか、何から手をつけると効くのかを整理したい場合は、無料診断をご利用ください。代表が直接、現状と次の一手を一緒に確認します。

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この記事を書いた人

小島 怜のアバター 小島 怜 うまみ企画 CEO

株式会社Agriture CEO/乾燥野菜やドライフルーツを中心とした受託加工・OEM事業。京都府内の農家と連携し、規格外野菜の活用や6次産業化支援を通じて、「持続可能な食の流通」を追求している。製造現場での豊富な実体験を活かし、商品企画から試作、小ロット対応、パッケージ設計、販路開拓支援まで、OEMを検討するすべての事業者に伴走するサポートを提供。

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